居抜き譲渡の流れ

居抜き譲渡の流れ
相談から契約・引き継ぎまで

閉店前の相談、買主候補探索、店舗見学、譲受申込、貸主承諾、契約手続きまでの流れをご紹介。

居抜き譲渡の進め方を、売主・買主それぞれの視点も踏まえて分かりやすくご案内します。

居抜き譲渡・店舗譲渡・造作譲渡は、単に設備を残して終わるものではありません。相談初期の情報整理から、NDA、条件調整、貸主・管理会社に確認すべき論点の整理、造作譲渡契約・引き継ぎまで、段階ごとに押さえるべきポイントがあります。

日本人の店舗オーナーと専門家が明るく清潔感のある店舗内で居抜き譲渡の相談をしている様子

このページで分かること

居抜き譲渡が初めての方でも全体像をつかみやすいように、相談から契約・引き継ぎまでの流れ、売主・買主それぞれの準備事項、サービス内容、料金体系、貸主承諾や契約前の注意点を整理しています。

01

居抜き譲渡の全体の流れ

7STEPで、どの順番で何を確認するかを把握できます。

02

各段階の確認事項

情報整理、NDA、見学、申込、貸主確認のポイントをまとめています。

03

売主・買主の準備事項

立場ごとに決めておきたい内容や質問事項を整理できます。

04

当社のサポート範囲

情報整理・候補者対応・契約進行整理まで、実務支援の内容を確認できます。

05

料金体系

着手金、成功報酬、最低成功報酬、特別実費の考え方が分かります。

06

契約と貸主承諾の注意点

造作譲渡契約だけで完結しないケースの整理に役立ちます。

居抜き譲渡の全体の流れ

お問い合わせから契約・引き継ぎまでを、売主・買主の双方が理解しやすい7STEPに整理しています。まずは全体像をつかみ、その後に各STEPの詳細を確認してください。

STEP 1

お問い合わせ・初回相談

現状と希望条件を共有し、居抜き譲渡として整理できそうかを確認します。

STEP 2

店舗情報・譲渡条件の整理

賃料、設備、内装、譲渡対象、引き継ぎ条件を見える化します。

STEP 3

簡易案件シート作成・買主候補探索

匿名開示用の情報を整え、条件に合いそうな候補先を探索します。

STEP 4

NDA締結・概要開示・質疑応答

前向きな候補者へ詳細を開示し、確認事項の認識合わせを進めます。

STEP 5

店舗見学・条件調整・譲受申込

現地確認と条件調整を行い、譲受申込として文書化します。

STEP 6

貸主・管理会社への相談、入居審査、賃貸借条件確認

貸主承諾や審査、再契約の有無など、成約前の重要論点を整理します。

STEP 7

造作譲渡契約・引き継ぎ・成約

契約条件と引き渡し条件を最終確認し、引き継ぎへ進みます。

専門家が売主に対して居抜き譲渡の進行スケジュールを説明している様子

各STEPの詳細

各段階で何を行うのか、売主・買主が何を準備するのか、当社がどこまでサポートするのか、そしてどこに注意が必要かを段階別に整理しました。

STEP 1

お問い合わせ・初回相談

情報が完全にそろっていない段階でも、現在の状況と希望条件を共有いただくことで、居抜き譲渡として進められそうかの初期整理ができます。

その段階で行うこと

売主・買主のどちらの相談かを整理し、進め方の全体像と確認事項を把握します。

売主が行うこと

閉店予定時期、撤退時期、賃料、解約予告、原状回復の有無、譲渡希望条件を共有します。

買主が行うこと

希望業種、予算、希望エリア、必要設備、開業時期の目線を共有します。

当社がサポートすること

居抜き譲渡として進められる可能性、必要な情報整理の方向性、今後の流れを初期的に整理します。

注意点:まだ結論が出ていない段階でもご相談可能です。早めに整理を始めるほど、選択肢を残しやすくなります。

STEP 2

店舗情報・譲渡条件の整理

店舗面積、賃料、契約条件、内装、設備、什器、造作、備品などを整理し、何をどこまで譲渡対象にできるかを明確にします。

その段階で行うこと

店舗の現況、賃貸借契約、設備一覧、譲渡希望条件の土台を整えます。

売主が行うこと

引き継ぎ可能な設備・造作・備品と、引き継げない可能性があるものを整理します。

買主が行うこと

必要な設備や条件を明確にし、希望との差分を確認できるようにします。

当社がサポートすること

譲渡対象の整理、条件面の見える化、匿名開示前に必要な情報の整理を支援します。

注意点:リース物件、残置物、所有権や引き継ぎ可否が不明な設備は、早い段階で区分しておくと後工程がスムーズです。

STEP 3

簡易案件シート作成・買主候補探索

匿名開示用の簡易案件シートを作成し、NDA前に開示する情報と、NDA後に開示する情報を切り分けながら、買主候補の探索を進めます。

その段階で行うこと

候補先が比較しやすいよう、案件概要・立地・業態・設備・条件を整理して伝達準備を行います。

売主が行うこと

匿名で開示できる情報の範囲や、譲渡希望条件の優先順位を確認します。

買主が行うこと

希望エリア、予算、設備条件に合う案件かを一次判断します。

当社がサポートすること

簡易案件シート作成、情報の整理、条件に合いそうな買主候補探索を行います。

注意点:店舗名や詳細住所などの機微情報は、開示タイミングを切り分けて扱うことが大切です。

STEP 4

NDA締結・概要開示・質疑応答

前向きな候補者とは必要に応じて秘密保持契約(NDA)を締結し、より詳しい情報を開示しながら、設備状態や引き継ぎ範囲に関する質疑応答を進めます。

その段階で行うこと

情報開示レベルを上げ、具体的な検討に必要な質問と回答を整理します。

売主が行うこと

設備状態、引き継ぎ範囲、営業状況に関する説明可能な情報を整えます。

買主が行うこと

実際に確認したい条件、設備、契約上の論点をリストアップします。

当社がサポートすること

NDAの実施整理、質問の交通整理、認識のズレが起きにくい情報伝達を支援します。

注意点:口頭のみで進めず、やり取りを整理しておくことで、後の条件調整や契約進行の食い違いを防ぎやすくなります。

STEP 5

店舗見学・条件調整・譲受申込

店舗見学で設備、導線、レイアウト、現況を確認し、買主の希望条件を文書化して譲受申込として整理します。

その段階で行うこと

現地確認を通じて条件の確度を高め、金額・引渡日・残置物などの調整を進めます。

売主が行うこと

見学対応、現況説明、譲渡条件の優先順位の明確化を行います。

買主が行うこと

設備状態、使えるレイアウトかどうか、改装の必要性、引き渡し条件を確認します。

当社がサポートすること

見学調整、質疑応答の整理、譲受申込の文書化、条件論点の整理を行います。

注意点:口頭での合意だけで進めず、条件を文書化しておくことが重要です。

STEP 6

貸主・管理会社への相談、入居審査、賃貸借条件確認

居抜き譲渡は造作譲渡契約だけで完結しない場合があります。貸主・管理会社の承諾、買主の入居審査、賃貸借契約の再契約や条件確認を進める重要な段階です。

その段階で行うこと

貸主承諾の要否、相談タイミング、入居審査、再契約条件、原状回復義務との関係を確認します。

売主が行うこと

賃貸借契約の内容確認、貸主・管理会社へ相談する前提条件の整理を行います。

買主が行うこと

入居審査に必要な資料準備、契約条件、業種制限、看板変更可否などを確認します。

当社がサポートすること

貸主・管理会社への確認事項整理、契約順序の交通整理、見落としやすい論点の可視化を支援します。

注意点:成約直前ではなく、この段階で賃貸借契約との関係を整理することが、手戻り防止につながります。

STEP 7

造作譲渡契約・引き継ぎ・成約

造作譲渡契約を締結し、必要に応じて賃貸借契約も進行させながら、譲渡代金、引き渡し日、残置物、解除条件などを最終確認して成約・引き継ぎへ進みます。

その段階で行うこと

最終条件の確定、契約締結、引き渡し準備、必要書類とスケジュールの確認を行います。

売主が行うこと

引き渡し条件、残置物の範囲、入金条件、解除条件を最終確認します。

買主が行うこと

使用設備、引渡日、契約条件、入居後の準備スケジュールを確認します。

当社がサポートすること

契約進行の整理、標準ひな形の提供、必要に応じた専門家確認の推奨を行います。

注意点:造作譲渡契約と賃貸借契約の順番、成立条件、解除条件を揃えて確認することが重要です。

売主・買主それぞれ、確認したいポイントがあります

居抜き売却・居抜き出店は、立場によって確認すべき論点が異なります。売主・買主の双方が、事前に確認したいポイントを整理できるようにまとめました。

店舗オーナーが設備や内装、備品などを確認している様子

売主の方が確認したいポイント

  • 原状回復費と譲渡対価の比較
  • どこまで譲渡対象にできるか
  • いつ貸主へ相談すべきか
  • 見学や質疑応答をどう整理するか
  • 閉店前に何を決めておくべきか
売主向けページを見る
買主候補が店舗見学をしながら設備やレイアウトを確認している様子

買主の方が確認したいポイント

  • 出店費用をどこまで抑えられるか
  • 設備状態に問題はないか
  • 契約条件や引き継ぎ条件はどうか
  • 開業までの期間をどこまで短縮できるか
  • 実際に使える設備・レイアウトかどうか
買主向けページを見る

流れに沿って、必要な実務をサポートします

単なる物件紹介ではなく、情報整理・候補者対応・契約進行整理まで支援するのが居抜き譲渡サービスの特徴です。流れの各段階で必要になる実務を、段階的に整理してサポートします。

01

初回相談・譲渡可能性の整理

現状確認と進め方の初期整理。

02

店舗情報・設備情報の整理

譲渡対象と条件の見える化。

03

簡易案件シート作成

匿名開示用の情報整理。

04

買主候補探索

条件に合う候補先の検討。

05

質疑応答・店舗見学調整

確認事項の整理と現地調整。

06

譲受申込書の整理

条件を文書化しやすい形に整理。

07

契約進行の整理

貸主承諾や契約順序の交通整理。

08

造作譲渡契約書の標準ひな形提供

必要書面の土台づくりを支援。

※不動産賃貸借契約の媒介、重要事項説明、貸主・管理会社との契約交渉代理、法務・税務・不動産判断は対応範囲外です。必要に応じて専門家確認を推奨します。

担当者が案件シートや資料を整理しながら実務支援を行っている様子

料金体系

居抜き譲渡サービスの料金は、初回相談無料・着手金・成功報酬・最低成功報酬で整理しています。勝手なプラン分けをせず、分かりやすい料金体系でご案内します。

初回相談
無料
着手金
100,000円(税別)
成功報酬
譲渡価格の20%(税別)
最低成功報酬
500,000円(税別)
  • 成功報酬が500,000円を下回る場合でも、最低成功報酬として500,000円(税別)が発生します。
  • 無償譲渡・低額譲渡の場合でも、成約時は最低成功報酬の対象となります。
  • 外部専門家費用、遠方出張費等の特別実費は、事前承諾を得た場合に別途ご負担いただきます。
担当者が料金表や見積もりイメージを説明している様子

居抜き譲渡で事前に確認したい注意点

事前に論点を整理しておくことで、居抜き譲渡・店舗譲渡・造作譲渡は進めやすくなります。難しく感じやすいポイントを、安心して確認できるようにまとめました。

造作譲渡契約だけで完結しない場合があります

貸主承諾、管理会社確認、買主の入居審査、賃貸借契約の再契約が必要になるケースがあります。

契約の順番と解除条件が重要です

造作譲渡契約と賃貸借契約の関係、成立条件、解除条件を整理して進めることが大切です。

法務・税務・不動産判断は専門家確認が前提です

必要に応じて、弁護士・税理士・不動産会社等の専門家確認が必要になります。

承継内容によっては別途整理が必要です

会員・顧客・売上・屋号・スタッフ・営業権・株式等を承継する場合は、単なる居抜き譲渡ではなく、事業譲渡または株式譲渡として別途整理が必要になる場合があります。

上記の論点を早い段階で整理しておくことで、貸主・管理会社に確認すべき論点と契約進行の順番を整理しやすくなります。必要に応じて、別途M&Aアドバイザリー契約が必要になる場合があります。

よくある不安を払拭する補足説明

このページの理解を深めるために、初回相談前によくいただくご質問を短く整理しました。

まだ閉店を決めていない段階でも相談できますか?
はい。閉店を決める前に、通常撤退と居抜き譲渡のどちらが整理しやすいか確認することができます。
どこまで譲渡できるか分からなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。設備・造作・備品の整理は、初回相談後の情報整理の中で段階的に確認していきます。
貸主への相談はいつ行うべきですか?
賃貸借契約の内容や候補者の具体度を踏まえて進め方を整理することが重要です。早い段階から論点を確認しておくとスムーズです。
買主が見つかる前でも相談できますか?
はい。案件整理、譲渡対象の整理、開示情報の切り分けなど、候補探索前に進められる準備があります。